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ポラス、耐震性能の検証を強化 独自ソフトを開発

 ポラス(埼玉県越谷市、中内晃次郎社長)グループは耐震性能の検証を強化する。グループ会社のポラス暮し科学研究所(埼玉県越谷市)が、3次元解析が可能な構造計算ソフト「ウッド・イノベーター」を独自で開発。これを全棟で使用していく。これまで2次元データで行っていた耐震性能の検証を3次元化することで、設計の精度を高める。
 独自開発したプログラムは、建築研究所が開発・公開している3次元の建物倒壊シミュレーションソフト「ウォールスタット」とも連携させることができ、地震時の建物の挙動を3次元でシミュレーション可能。ポラスタウン開発(埼玉県さいたま市、中内晃次郎社長)が8月下旬に販売予定の分譲戸建て住宅「グレースヴィラ越谷レイクタウン」(埼玉県越谷市、31区画)では全棟、この倒壊シミュレーションを実施。住宅性能表示制度の等級表示だけでは伝わりにくい耐震性能を、視覚的に地震時の「建物の動き」として見せることで安心面での訴求を図っていくとする。
倒壊シミュレーションのイメージ(画面キャプチャ)