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「家計分担はしっかりと」 同居の「暮らし満足度」に影響 

 住環境研究所(積水化学工業住宅カンパニーの調査研究機関)が実施した「同居・二世帯の住まいづくりと家計」調査によると、同居の際に新居での家計負担についてより早い時期に話し合いをした家族ほど「暮らしの満足度」が高い結果となった。また、家計負担の仕方についても「食費も電気代も親子分担」の方が高い満足度を示しており、同研究所では、「同居・二世帯の住まいづくりにおいて、家計負担の考慮は重要」と分析している。

 家計負担の話し合いのタイミングについて、「住まい計画時」だった家族の「暮らし満足度」は89%。「同居開始時」よりも6ポイント、「生活をしながら決めた」よりも8ポイント高い結果となった。

 また、食費と電気代の分担について、両方とも分担している家族の暮らし満足度は88%で、「食事は分担、電気代は子世帯負担」の85%、「食事、電気代とも子世帯負担」の71%と比べて高い満足度となった。

 同調査は、1993~2012年に注文建築した同居・二世帯家族を対象に2013年1月に実施。有効回答数は1351件だった。