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アイジー工業 金属の強みを活かし、他社と競合しない製品を創造 – オンライン記事

<新築市場が回復するなか、2012年度は増収増益を達成した。2013年度は、サイディングで金属の特徴を活かした従来にないデザインの商品を投入。独自の製品づくりを進める。東北の営業拠点として仙台営業所を開設するなど、営業面も強化、さらなる販売拡大を図る。>

IGfair.JPG アイジー工業の2012年度の業績は、売上高が前年度比5.3%増の136億3601万円となった。営業利益は同29.2%増の12億9500万円、経常利益は同26.7%増の13億2494万円、純利益も同35.0%と大幅に増え8億1205万円。増収増益を達成した。

 新設住宅着工戸数が回復するなか、金属サイディングでは主力の「ガルスパン」シリーズで、「ガルスパンNEO‐Jフッ素」を発売した。ガルスパンシリーズは、金属の質感を活かしたデザインが特徴だが、「ガルスパンNEO‐Jフッ素」ではフッ素樹脂塗装鋼板による塗膜10年保証や準不燃材料の認定を取得するなど、機能面も強化した。この結果、金属サイディングは好調に推移し、売上高は前年度から2.0%増えた。

金属らしさを追求した新デザインを採用
 2013年度は、他社にないオリジナルの商品を投入し、さらなる販売拡大を図る。

 金属サイディングでは、今年2月に「ガルフィーユi/モード1」に、光の角度で表情を変える新柄「ヒカリス」を追加した。

 加えて、4月には「ガルフィーユSLIM‐i」の新デザインとして「ブレンダスタ」を追加した。傾斜面、曲面、平面、直線という4種類のブロックが折り重なった斬新なデザインを採用。表面デザインの緻密な表現にもこだわり、従来の金属サイディングでは表現できなかった繊細な質感を実現している。

仙台営業所を開設、東北エリアの営業拠点に

 営業・流通面でも強化を図っている。昨年度は、首都圏と北関東マーケットを一元管理するため、埼玉と東京の営業所を統合し、関東営業所を新設。営業資源を集中させ、市場の深耕を図っている。

 今年度は4月に宮城県仙台市に仙台営業所を開設した。仙台営業所を東北エリアの営業拠点と位置付け、従来の山形営業所の機能を仙台営業所へ移管。サイディングや屋根材、金属サンドイッチパネルの人員を集約した。

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