積水化学工業住宅カンパニーの調査研究機関、住環境研究所はこのほど、「高齢者の住まいにおける室内温度と活動量調査」を実施、調査結果を発表した。この調査は、国立長寿医療研究センターと共同で実施したもの。
これによると、非居室を含む各居室間の温度差が少なく快適な温度帯にあるグループのほうが、リビングなど主要な居室しか暖房していないグループに比べ、低強度の生活活動、中強度歩行活動の時間が長く、歩数も多いことが分かった。同研究所では、「部屋間の温度差を少なくすることは、特別な運動をせずに日常生活を継続できることにつながり、健康維持の観点からも有効であると考えられる」としている。