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中古市場活性化に向け、住宅・金融業界が対策を検討

初会合の冒頭であいさつする鶴保庸介国土交通副大臣
 中古住宅市場の活性化に向けた方策を、金融業界と住宅・不動産業界が一緒のテーブルについて話し合う「中古住宅市場活性化ラウンドテーブル」の第1回会合が9月26日、開催された。2014年度までの2カ年度で開催する予定だが、議論の過程で実施可能な提案・意見が出た場合は関係者間で調整し、できるだけ早く実行に移すことも検討する。
 事務局は国土交通省住宅局が務め、金融庁監督局銀行第一課もオブザーバーとして参加する。当面は、(1)新しい中古住宅の建物評価手法を中古住宅市場と金融市場に定着させるための方策、(2)高齢化・ストック社会を見据えた中古住宅関連金融のあり方―の2つのテーマを中心に検討を進める。
 中古住宅の評価方法の定着に向けては、リフォームによる建物価値の向上を評価に反映させる方法やインスペクションの活用方策などを議論する。中古住宅関連の金融商品のあり方については、新しい評価方法のもとでの新しい金融商品の開発や、戸建て賃貸住宅市場の活性化による金融ビジネスの拡大、リフォームローンに関するリフォーム業者と金融機関の連携の可能性などを検討する。