物流不動産のグローバル企業であるプロロジスがこのほどまとめた世界の物流施設の賃料レポートによると、2014年から2017年にかけて全体の賃料は、年間5%以上の上昇が見込まれるという。世界経済が足踏み状態から脱しつつあること、景気回復のペースが加速していることを踏まえ、4年間で20~25%の賃料上昇になると予測した。
同社では、「現在の賃料水準は新規物流施設開発のコストに見合っていないが、需給バランスのひっ迫に伴う賃料上昇が期待される。加えて世界景気の回復と共に再調達コストも上昇しており、とくに景気循環の中で回復局面にあるアメリカやヨーロッパにおいては特に賃料の上昇が期待される」と分析している。