住宅金融支援機構の調査によると、民間住宅ローン利用者のうち、「変動型」を選択する人の割合が減少傾向で、逆に「固定型」の割合が増加基調にある結果となった。
7月の民間住宅ローン利用者のうち、変動型を選択した人は全体の32.5%だったのに対し、固定型(固定期間選択型、全期間固定型含む)は67.6%に上った。また、8月についても、変動型の35.9%に対し、固定型は64.1%だった。
1年程度前の状況は、「変動型50%強・固定型50%弱」であるため、それぞれの増減具合が見て取れる。今後の金利の先高観のほか各民間金融機関による「10年固定型」のローン商品の充実ぶりが、この傾向を後押しする要因となっているようだ。