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慶応大のZEHプロジェクト、デコスがゼロ・カーボン断熱材で参加

 経済産業省資源エネルギー庁は、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(=ZEH)に関する先進的な技術の開発や実証を進める目的で「平成25年度 住宅・ビルの革新的省エネ技術導入促進事業」の一環として「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの標準化に係る調査・実証事業」を実施。慶應義塾大学SFC研究所の「慶應型共進化住宅」をはじめとする5つのプロジェクトが採択を受け、産学連携で技術開発・実証を行っている。
 セルロースファイバー断熱のデコス(山口県下関市)は、慶應大のプロジェクトに参加している企業のひとつ。慶応大チームでは、国産杉直交集成板を使ったパネル工法のモデルハウスを建築しており、デコスの外断熱施工が採用される。
 これにあわせて同社は、経済産業省などが実施する「カーボンフットプリント(CFP)を活用したカーボン・オフセット製品等試行事業」に基づき、このモデルハウスに使う断熱材のCFP全量を大分県のトライ・ウッドの森林J-VERクレジットでカーボン・オフセットすることで「実質排出ゼロ・カーボン断熱材」を実現する。
 5大学が建築したモデルハウスは2014年1月29〜31日に東京ビッグサイト周辺で開催される「エネマネハウス2014」で展示される。