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ポラスグループ 創業以来の最高業績を更新、エリア戦略のさらなる深耕を目指す – オンライン記事

<ポラスグループは2012年度の連結業績を公表した。売上高は前年度比13.9%増の1531億100万円となり、創業以来の最高業績を更新した。また、経常利益についても同1.1%増の110億6800万円となり、3期連続での100億円超となった。>

分譲住宅事業は契約、売上ともに初の2000棟超え
 セグメント別に業績を見ていくと、まず主力である戸建分譲住宅事業については、年間契約棟数が同11.6%増の2110棟、売上棟数が同14.1%増の2125棟となり、いずれも初の2000棟超を達成した。

 2013年度については、契約棟数が同9%増の2300棟、売上棟数が同6.4%増の2260棟を計画している。

注文住宅事業は城東エリアに初の展示場
 戸建注文住宅事業も順調に成長している。グループ全体での契約棟数は同12.1%増の787棟、販売棟数は同18.2%増の742棟となった。

 2013年1月には、新たに東京・城東エリアで初となる展示場を「環七・加平ハウジングギャラリー」内に開設。都内での展示場開設は赤羽展示場、練馬展示場に続き3カ所目であり、都内を中心として商圏の拡大を図ろうとしている。

 2013年度は、契約で同24.7%増の981棟、売上で同20.6%増の895棟を達成する計画だ。

東北工場と富士工場の新設でプレカット事業の生産能力を増強
 積極的な設備投資を行っているのがプレカット事業だ。プレカット事業を行うポラテックでは、すでに7~8%の市場シェアを獲得しているが、さらなるシェア拡大を目指して、東北工場と富士工場を新たに開設した。

 これまで茨城県の坂東工場と滋賀県の滋賀工場という2つの生産拠点でプレカット材を供給してきたが、ここに東北工場と富士工場が加わったことで、生産能力の増強だけでなく、商圏の拡大を図ることが可能になる。とくに東北工場については、今後、住宅の復興需要が表面化することが予想されているだけに、シェア拡大に貢献することになりそうだ。

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