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LIXILがアメリカンスタンダード社の全株取得、北米市場に本格参入へ

 LIXIL(東京都千代田区)は6月28日、米国のASD Americas Holding Corp.(ニュージャージー州、以降:アメリカンスタンダード社)の株を100%取得することで合意したと発表した。取得価額は、引き継ぐ負債を含め総額約5億4200万ドル(約531億円 ※1ドル=98円)となる予定という。
 アメリカンスタンダード社は北米市場において「American Standard」ブランドの衛生陶器、浴槽などの水まわり製品の生産と販売を手がける従業員数5000人以上の企業。LIXILが同社を傘下におさめることで、北米の住宅設備機器の生産・販売分野に本格進出することになる。
 藤森義明社長は「アメリカンスタンダード社は130以上の歴史があり、北米市場において衛生陶器で1位、水まわり設備機器で2位の売上をもつリーディングカンパニー。LIXILは中期ビジョンで海外売上1兆円の目標を掲げており、今回の株式取得は、一層のグローバル化を加速する大きなプラットフォームとなる」(抜粋)としている。